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【ChatGPT】 質問力を伸ばすには?・簡単まとめ

2023/05/09
ChatGPT
質問力を伸ばす、鍛える、高めるに関する簡単まとめの掲載です。

ChatGPTをうまく使いこなすには「質問力」が重要になるというところで、そもそも質問力とは何ぞや?鍛えることはできるの?と、ちょっと気になったので自分なりに調べて簡単にまとめてみました。

質問力を鍛えるには?

質問力の鍛え方、高め方など調べていると以下の課題が見つかりました。

質問力アップに役立つこと・一覧
・質問の準備をすること
・相手に注意を払うこと
・好奇心を持つこと、疑問を持つこと
・オープンエンド(オープンクエスション)な質問をすること
・読書や研究をすること
・興味のあるトピック(ジャンル)について深く学ぶこと
・アウトプットを練習すること
・良い質問をする習慣を身につけること
・質問力の高い人を観察し、まねる
・相手からの質問を振り返ってみる
・いろいろな質問の切り口を持つ
・知ったかぶりをしない 知らないことを恥としない
・人によって質問の仕方を変える
・自分がされた質問を振り返る
・相手の良いところを探す
・自分から答える
・質問をどんどんメモする 内容を書き出す
・相手の感情に寄り添う
・相手の意見や考えを否定しない
・場数を踏む

などなど、が質問力を高めるのに重要となるポイントとのことです。
いずれも人間関係に対するノウハウとして紹介されており、ChatGPTなどの生成AIに対する質問力とは少し異なりすが参考になります。

対ChatGPTでは、「質問の準備」・「読書をすること」・「いろいろな質問の切り口を持つ」などは、役立ちそうですね。

質問の種類

質問にはいくつかの種類があります。環境や状況によって使い分けることで質問力も向上するとのことです。

クローズド・クエスション
Yes、Noの二択による質問形式です。
「明日の会議に参加できますか?」
「スポーツは好きですか?」「出身地はどこですか?」
「未成年ですか?成人ですか?」
など、相手側が回答しやすく初対面や問題の初期段階のやりとり(コミュニケーション)に有効とのことです。

オープン・クエスション
回答者独自の見解を聴くための質問形式です。
「このオペレーションで修正できる箇所があるとすればどこだと思う?」
「売り上げが落ちた原因は?」
「どのように考えていますか?」
「独立のきっかけは何ですか?」
などなど、オープン・クエスションでの質問は課題や問題を深く掘り下げ、探求したり、視野広げる際、有効だとされています。
回答が人によって異なり、回答範囲が広くなるところが特徴です。

過去質問
「なぜこうなってしまったのか?」
過去に起こった確定要素に対して質問を投げかけます。

未来質問
「これからどうするべきか?」
未来の不確定要素に対して質問を投げかけます。

肯定質問
「どうすればできるようになるとおもう?」
「自分の強みはなんだとおもう?」
ポジティブな方向に舵を切り質問を進めてゆく形式です。(プラス思考の友人が頼んでもいないのにこんな感じで悩み相談を行ってくれます。)

質問の種類をこうして書き出してみると日常で遭遇するシーンを一致する箇所が多々あります。
「クローズド・クエスション」と「オープン・クエスション」は意識して使い分けが出来そうです。「過去・未来・肯定」系は状況によりそうです。

ChatGPTなどの生成AIに質問する際も、「質問の種類」は有効です。

関連記事:
【ChatGPT】 使い方がわからない・質問力が重要

対人関係や社会生活において「質問」で得られるメリットは?

問題の解決、迅速な目標達成、ミスの回避、コミュニケーションのスキルアップなどが、「質問」で得られるとのことです。

また、質問から得られるメリットは、いずれも「良い質問」から促されるとのことが多いとのことです。
つまり、「良い質問」=「質問力」といった感じでしょうか。

良い質問とは

・その人(質問相手)にしか答えられない質問
・回答者の話を深堀できる質問
・回答者の気付きや思考を引き出す質問
・質問者、回答者の双方にメリット生じる質問
・質問を受けた人に気づきを与え、これまでとは異なる新たな思考を促し世界を広げることができる質問 などです。
最後のはどうかと思いますが、会話内容の盛り上がりに似ているような感じがします。

話が盛り上がると自然と内容は深堀され、広がります。双方に『じゃあ、今までのやり方と違ってこうやった方がいいかもねっ!』と、互いに新たな気づきをもたらすこもあります。話の盛り上がりです。

友人、恋人、面接、仕事、商談、といった社会生活のあらゆる場面で、話が盛り上がると基本的に良い方向に物事は進みます。
会話が盛り上がっている状況をみて、「良い質問が出来ている」の解釈で良さそうです。(ただ騒いでいるとは全く違うので注意です)

悪い質問とは

・相手が答え辛い質問
・調べればわかることをあえて質問
・誘導する質問
・相手を問い詰める質問
・相手にもデメリットが生じる質問
などです。

もはや「悪い質問」の説明は不要ですね。
会社勤めではあれば、誰もがほぼ確実に遭遇するであろうあの場面です。もちろん回答者としてです。
結局、質問者は自分の求める回答を回答者から得られるまで、これでもかと質問メニューを続けてきます。『存分に頂きました。もうたくさんです。』と言ってもそれでもメニューは続きます。
フルコースの全てが出揃った後、何も生み出されていないところがポイントです。

ChatGPTなどの生成AIに質問する際は、ここで言う「悪い質問」は無視しても良さそうです。そもそもAIですし、答えられないことには答えてくれませんし、問題ありません。

ChatGPTに質問する場合

「ChatGPTに質問する際、どうのように質問するのが良い?」をChatGPT、本人に質問してみたところ

ChatGPTに情報を尋ねる場合は、できるだけ明確で具体的な質問をすることが重要です。また、可能な限り背景情報や詳細な文脈を提供することも有効です。これにより、ChatGPTはより正確で適切な答えを提供することができます。

とのことです。

その他にもChatGPTに質問する際のポイントをいくつかChatGPTに質問してみました。

以下の項目が参考になります。

質問の目的を明確にする
ChatGPTに質問する前に、何を知りたいのか、何を聞きたいのか、何を問題としているのかを明確にすることが大切です。目的が明確であれば、ChatGPTはより適切な回答を提供できます。

具体的な質問をする
ChatGPTに質問する際には、できるだけ具体的な質問をするようにしましょう。例えば、質問の背景や文脈を提供することで、ChatGPTがより正確な回答を提供できるようになります。

簡潔で明確な言葉を使う
ChatGPTに質問する際には、簡潔で明確な言葉を使うようにしましょう。不必要な情報や言葉を省略することで、ChatGPTが質問に集中しやすくなります。

オープンエンドな質問をする
ChatGPTに相談する場合は、オープンエンドな質問をすることが有効です。例えば、「どうすればこの問題を解決できますか?」や、「あなたが私の立場だったら、どうするのでしょうか?」など、ChatGPTがより具体的で役立つアドバイスを提供できるようになります。

フォローアップ質問をする
ChatGPTが提供する回答について、さらに質問をすることも有効です。フォローアップ質問をすることで、より深い理解や具体的なアドバイスを得ることができます。

総じて言えることは、ChatGPTに質問する際には、目的を明確にし、具体的な質問をするように心がけ、簡潔で明確な言葉を使い、オープンエンドな質問をすることが重要であるということです。

関連記事:
ChatGPT どんな風に質問するのが良い?

最後に

結論からすると、既出の質問力の伸ばし方・鍛え方は、対人間(社会生活において)のノウハウであってChatGPTではあまり役には立たなそうです。

質問力の項目から見てみると、ChatGPTへの質問で役立ちそうな箇所は「質問の準備をする」ところぐらいでしょうか。

「質問の準備をする」というのは、質問者の基礎知識に基づき、ChatGPTが回答しやすいように質問の目的を明確かつ簡潔なキーワードに整える作業です。

基礎知識や知りうる言葉を養う方法として、手っ取り早いのが読書とメモです。

筆者の意図、文脈、言葉、生成されるイメージ(世界観)など、読書することで理解を図り、知識が深まり、世界が広がります。

また、読書の後、メモ程度に内容をサクッとまとめてみることで、どの程度、自分が内容を理解しているかを把握することができます。不明な点や更に気になる点など、新たな発見にもつながります。

ChatGPTをいじっていて「質問力」とは何ぞや?で、自分なりに知れべてみたところ、なかなか奥の深くて驚きです。

普段、全く気にしたこともなかったです。

自分の職場でコミュニケーション能力が高い人のやり取りを見ていると、確かに質問の仕方が上手です。
相手が答えやすい質問を自然に織り交ぜながら、判りやすい言葉で会話を進めています。また、気になったのが、相手の話を非常に上手に聞いているところです。話の途中で質問などは一切せず、区切りの良いところで質問しています。心地よいリズムがあるような感じです。(凄いなぁ)

「実際、意識してやってるんですか?」と聞きたいところでしたが、何か、「悪い質問」の類になりそうなのでヤメときました。

関連記事:
ChatGPTを使った仕事での活用例・ライティング編