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【ChatGPT】 情報漏洩が心配・対策と注意点

2023/05/26
ChatGPT
ChatGPTなど、AIチャットを使う際の情報漏洩に対する対策と注意点を掲載しています。

ChatGPT(AIチャット)で情報漏洩が発生するとすれば

AIチャットで情報漏洩が発生するとすうれば、以下の可能性が考えられます。

・個人情報、機密情報の入力
・パソコン、スマホなどのウイルス感染
・ブラウザやデバイスなどに不正アクセスされる
・キャッシュやブラウザ履歴の記録を不正に取得される
・ネット通じてのブラウザ共有


などなど、ChatGPTに限らず、AIチャットサービスでの情報漏洩の可能性は様々にあります。

■発生事例
・2022年12月:アメリカ、ChatGPTを利用していた企業がハッカーによって機密情報を盗まれる。ハッカーはChatGPTに偽装、従業員に質問を投げかけ、パスワードや個人情報を不正に取得。
・2023年4月:日本、小説家が自身の作品の一部をAIチャットに入力、その作品がインターネット上に流出。

【ChatGPT】 情報漏洩が心配・対策と注意点
<この画像はBingイメージクリエイターで作成されました>

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個人情報や機密情報の入力は絶対ダメ!

ChatGPTやその他のAIチャットはインターネット上のサービスであり、ユーザー自身が外部に情報を送信することで成立するサービスです。

ユーザーがAIチャットと会話をするにはデータや言葉を入力する必要があり、それらのすべてはインターネットを通じて、各サービスのサーバーへと送信されます。

その送信された情報は、企業によって保持され、サーバー上に保存されます。保存されたデータはAIの学習データとして使用され、トレーニングされます。

そこに機密情報や個人情報を学習させてしまうと、第三者にあらたな文章を作られ、サラッと情報漏洩してしまうリスクが発生します。

一部の企業、国家機関では利用を禁止しているのはこの部分です。

ユーザーの知識や意識の欠落によって、自らで個人情報や気密情報を送信している状況が作られてしまいます。

企業による不正アクセスでの情報の取得はアウトでも、利用者が勝手に送信してくる情報に関してはセーフみたいな、妙な感じはしますが、そうしたルールです。

なので、AIチャットを使用する際は、「コンピューターの中ではなく、インターネットに情報を送信して、AIと会話している」ことを常に意識しておく必要があります。

対話型AIチャットを使う際の注意点と対策

「個人情報や機密情報に関連した言葉を入力しない」

コレに尽きます。

持ってかれても問題ないぐらいの内容でのやり取りで楽しむのが丁度良いかもです。(個人的に)

『仕事で使っていて、遊びじゃないんですけど!』と、言った場合、もちろん、仕事、学習、クリエイティブでもAIチャットは恐ろしい程、強力なツールとして機能します。

ですが、その恩恵と同じ分だけリスクが必ず伴うことを忘れないでください。

他にもいくつかの対策が考えられます。

有効だとされる対策

・ブラウザの履歴を削除
・キャッシュの削除
・ログインパスワードの定期的な変更
・最新のセキュリティソフトで保護
・運営元やサーバーがある国や地域の状況把握


などが、特に不正アクセスによる情報漏洩の対策として有効です。

運営元の状況把握に関しては、情報として知っておくと言うだけでです。

プライバシーポリシーに基づいてデータを厳重に管理しているとのことなので、まさか、サーバーに保存されているデータを運営元やその他の機関などに閲覧されるなんてことはないでしょう。

サービス・運営元・場所

ChatGPT
運営元:OpenAI
サーバー:アメリカ
Bing(GPT -4)
運営元:Microsoft
サーバー:アメリカ
Google Bard
運営元:Google
サーバー:国、地域は明記なし

※Googleのサーバーに関しては、「Googleが提供するサービスを運営するために必要な場合、世界中のサーバーにデータを移動させることがあります」と、記載されています。したがって、Bradの利用者のデータも世界中のサーバーに移動させられる可能性があると考えられます。

話は変わりますが、ほぼ、毎日?世界中でAIチャット関連のサービスが続々と登場しています。

中にはAIチャットを装った不正アプリやツールも紛れていることがあるので注意です。アカウント登録する前に、必ずそのサービス名や運営元を検索して調べてください。

情報漏洩や不正アクセスのリスクは、AIチャットだけには限りません。

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